奥村資産管理事務所の金融経済ニュースレター

マーケットで見る世界情勢(2017.4.27)

2017年04月27日


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北朝鮮が過去最大の攻撃演習を行い、そして韓国で迎撃ミサイル配備を開始したとの報道がありましたが、まだまだきな臭い情勢は続いていますね。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017042600302&g=prk
過去最大の攻撃演習=金正恩氏立ち会い・北朝鮮-韓国で迎撃ミサイル配備開始

ではこの状況に対して世界の投資家達はどう見ているのでしょうか?その様子が一目で分かるのが株価です。

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(出典:Bloomberg)

この図は韓国総合株価指数ですが、見てみるとここ昨年年末から上昇し続けているのが理解できますね。つまり投資家達はそれほど今騒がれている北朝鮮問題については、特に問題なく解決に向かうと予測していると判断していると見えます。

逆に言うとこの指標がガクッと下落に転じた時は、本当に注意した方が良い時なのだとも判断できます。

では他の指標では現在の状況をどう判断しているのでしょうか?
現時点におけるリスク度合いを見る上で重視されているのが恐怖(VIX)指数です。

スクリーンショット 2017-04-27 15.21.03
(出典:yahoo finance)

これは数値が高いほど投資家が先行きに不透明感を持っていることを表しています。

見方としては
・安全圏:〜16
・やや注意:16〜24
・厳重注意:24〜
となっています。

そして上の図ではやはり北朝鮮とアメリカとの間にかなりの緊張があった4月中ばごろに16を少し超えるところまで上昇し、『やや注意』の範囲まで伸びており、そして今は再び安全圏まで戻っていることが分かります。

ちなみにリーマンショックが起きた時には約60まで上昇したので、如何に人々の間でリスク感が高まっていたかが理解できます。そして現在進行中の北朝鮮問題やヨーロッパの根幹を揺るがしかねないフランスの選挙がある中でも同指数は安全圏内にとどまっています。

ですので恐怖指数から見てもメディア等で報道されてるほど危険な状況ではないとマーケットが判断していると見ることができますし、またこうして別の視点から世界情勢を見る判断材料としても面白いと思っています。


カテゴリー:世界情勢